2024.11.12
お知らせ
一般社団法人 全国ノーリフティング推進協会 第10回全国大会in大阪
第5回大会以来の大阪開催
令和6年11月6日(水)13:00~17:20、ドーンセンター7階ホールにて、一般社団法人全国ノーリフティング推進協会 第10回全国大会が開催されました(1階パフォーマンススペースでは、ノーリフティング機器展も開かれました)。本大会は、介護・医療従事者の健康と安全を守りながら、ご利用者の自立支援を促進するため、基調講演や各施設での実践発表を通じて、具体的な取り組みや効果を共有し、ノーリフティングの普及・発展に繋げて行こうとするものです。今回は大阪での開催ということで、濵田理事長が大会長を務め、晋栄福祉会のノーリフティング推進委員会が推進協会事務局と協力して準備を進めてきました。第10回大会という節目の開催にあたり、多くの努力をされた委員会メンバーの方々に、広報より感謝の意を表したいと思います。
以下、大会内容です。
①唐澤 剛 代表理事挨拶、濵田 和則 大会長挨拶、来賓挨拶(厚生労働省老健局高齢者支援課長 峰村 浩司様、大阪府福祉部高齢介護室介護支援課長 木本 和信様)
②基調講演『ノーリフティングを実践するには、正しい動作の理解が重要である』講師:関西医療大学大学院保険医療学研究科長・関西医療大学教務部長 教授 鈴木 俊明様
③取り組み発表(全8第)
テーマ:みんなでノーリフティング実践!!介護の質と働く環境を高めよう
- 社会福祉法人慈雲福祉会 コムネックスみずほ ショートステイ事業所
『ノーリフティングケアをもっと身近に ~定着化への道のり~』 - 社会福祉法人三篠会 ノーリフティング推進室
『ノーリフティングケア指導者育成体制の構築 ~伝達スキル向上プログラムについて~』 - 社会福祉法人奉優会 中央区立特別養護老人ホーム マイホームはるみ
『腰痛リスクを見つけ出そう ~リスク見積もりから作業標準作成~』 - 社会福祉法人サン・ビジョン 特別養護老人ホーム ジョイフル江南
『利用者様の状態変化に合わせた介助方法 ~介助負担の軽減と自立支援~』 - 社会福祉法人三篠会 特別養護老人ホーム 仁方
『RE:START ~継続は力なり~』 - 社会福祉法人三篠会 特別養護老人ホーム 白木の郷
『ノーリフティングケアにおける現場力の底上げを目指して ~利用者様のために多職種連携~』 - 社会福祉法人サン・ビジョン 特別養護老人ホーム ジョイフル千種
『状態変化に合わせた福祉用具の選定を行った取り組み ~利用者様・職員にとってより良い方法を目指して~』 - 社会福祉法人晋栄福祉会 特別養護老人ホーム 高山ちどり
『ノーリフティングを実践して見えてきた問題点 ~ノーリフティングへの新たな取り組み~』
④審査・表彰(優秀賞・最優秀賞)
⑤次期大会長(牟田 和男理事)挨拶
第10回 全国大会(発表・表彰・閉会の挨拶)
今回は様々な施設・事業所より全8題の発表が行われました。一部発表において主担当者に代わり、代役の方が発表することとなり、質問への回答が『持ち帰り』となるハプニングもありましたが、それ以外は順調に推移しました。審査の結果、優秀賞は三篠会特養『仁方』、最優秀賞は奉優会特養『マイホームはるみ』の発表に決まりました。各発表とも、回を重ねて、内容もプレゼンテーションもレベルが上がってきていることを実感しました。
晋栄福祉会・高山ちどりの発表『ノーリフティングを実践して見えてきた問題点』については、現場でノーリフティングを実践する担当者の困りごとに着目し、その対策(確認テストを絞るなど)を提案した切り口が面白く、実用性に優れた発表だと思いました。残念ながら表彰は逃しましたが、説明スピード、画面の切り替えタイミングなども適切で、プレゼンとしては一番優れているように思いました。
次回は、九州・沖縄大会となり、牟田次期大会長より恒例の挨拶が行われて、大会を締めくくりました。